
2025年1〜4月の県内の死亡労働災害が前年同期比3人増の8人と、24年を上回るペースで発生していることが22日、分かった。幅広い業種で死亡災害が発生し、けがも増えているとして、厚生労働省新潟労働局は新潟県で初となる「非常事態宣言」を出し、業界団体を通じ企業や労働者に安全の徹底を呼びかけている。
労働局によると、死亡労働災害は全国的に減少傾向だが、県内では24年が前年比6人増の20人で、今年はさらに発生のペースが早い=グラフ参照=。
倒れてきた鋳物製品と金属製の棚に挟まれて20代男性が亡くなるなど1月に3件発生した。4月にもアスファルト合材を貯蔵していたサイロのゲートに挟まれて40代男性が死...
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