宮城県名取市のスイミングスクールで行われた市立愛島小6年生の水泳授業=6月
 宮城県名取市のスイミングスクールで行われた市立愛島小6年生の水泳授業=6月
 宮城県名取市のスイミングスクールで行われた市立愛島小6年生の水泳授業=6月
 宮城県名取市のスイミングスクールで行われた市立愛島小6年生の水泳授業=6月
 水泳授業の主な課題

 公立小中学校の水泳授業を民間のスイミングスクールに委託する動きが各地で広がっている。老朽化した設備の維持が難しくなっていることに加え、屋外プールでの熱中症対策、日々の水質管理など、教員の負担も増大していることが背景にある。新たな授業の形に注目が集まる一方、インストラクターと教員の連携が課題となりそうだ。

 6月上旬、宮城県名取市立愛島小の6年生が市内のスイミングスクールを訪れ、今夏最初の水泳授業が開かれた。約90人が泳力に応じて3グループに分かれ、5人のインストラクターからバタ足やクロールを教わった。プールサイドには監視役のスタッフが配置され、教員は補助や指導内容の確認を行った。ビート板を使っ...

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