19日、関東第一―日大三戦の7回を終えて給水する一塁塁審=甲子園球場
 19日、関東第一―日大三戦の7回を終えて給水する一塁塁審=甲子園球場
 19日、県岐阜商―横浜戦の4回を終えて給水する球審=甲子園球場
 第4日、タイブレークの末、高知中央に勝利しタッチを交わす綾羽ナイン。終了時間は確認できる1953年以降で最も遅い午後10時46分となった=8日、甲子園球場

 全国高校野球選手権大会は23日、沖縄尚学の優勝で第107回大会を終えた。厳しさを増す暑さの中、気温の上がる日中を避ける「朝夕2部制」の日を増やすなど対策を拡大。序盤は天候不良もあり熱中症疑いの選手は減ったが、終了が午後10時半を過ぎる試合が出るなど課題も残した。

 ▽熱中症疑いは減少

 昨年、開幕から3日間で初めて導入した朝夕2部制を6日間に増やす日程を組んだ。天候不良による順延があって5日間となったが、大会全体を通した熱中症疑いは計24件と昨年の58件から大きく減った。主催者は「暑さそのものが昨年ほど厳しくなかったことも要因」と見ている。

 日中を避けながら4試合を組んだ日は、第3試合開始を午後...

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