
仕事に影響を与える健康問題と経済的損失
全国の就業者1万人を対象にした調査で、3人に1人が健康問題で仕事の生産性が低下していることが分かったと、昭和医大(東京)の公衆衛生学講座などのチームが国際学術誌に発表した。最大の要因である腰痛による経済的損失は千人当たり年間約6500万円に上るという。
働き方の多様化や高齢労働者の増加が進む中、健康状態が仕事の生産性に与える影響が注目されている。近年は、欠勤だけでなく、健康問題を抱えながら働き続けることで生産性が低下する「プレゼンティーズム(疾病就業)」も問題視されている。
チームはコロナ禍以降のプレゼンティーズムの実態と経済的損失を明らかにする目的で、2023年2~3月に全国の20~69歳...
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