
オンライン取材に応じるスビトラーナさん=19日(共同)
ロシアの侵攻開始から24日で3年半となったウクライナは、今でも500万人以上が国外で避難生活を送る。避難民は長引く異国の生活で精神的な疲れを抱え、各国では支援が先細りしつつある。一部領土がロシアに占領される中でもウクライナへの帰国者は今後増えていくと想定され、受け入れに向けた環境整備が課題だ。
▽不安
「支援プログラムが終了した後、どうすればいいか分からない」。8月中旬、イタリア・ローマで避難生活を送るアリーナさん(32)が不安を口にした。
2022年の侵攻開始後にローマに逃れ、これまで民間団体などの支援を受けた。現在は仕事のあっせんや家賃補助などがあるが、今年末までが期限。「精神的にすり減...
残り666文字(全文:966文字)






























