オンライン取材に応じるスビトラーナさん=19日(共同)
 オンライン取材に応じるスビトラーナさん=19日(共同)
 取材に応じるアリーナさん=19日、ローマ(共同)
 ポーランド・メディカの国境付近で、ウクライナの戦火を逃れてきた避難民ら=2022年4月(AP=共同)
 ウクライナの独立記念日に合わせ、東京・渋谷で開かれた在日ウクライナ人らによる集会で、ロシアによる軍事侵攻に抗議する人たち=24日午後
 ウクライナの独立記念日に合わせ東京・渋谷で開かれた集会で、ウクライナ国歌を斉唱する人たち=24日午後
 東京・渋谷で開かれた集会で、国旗を掲げるウクライナ避難民の女性=24日午後
 東京・渋谷で開かれた在日ウクライナ人らによる集会で、ロシアによる軍事侵攻の犠牲者に黙とうをささげる人たち=24日午後

 ロシアの侵攻開始から24日で3年半となったウクライナは、今でも500万人以上が国外で避難生活を送る。避難民は長引く異国の生活で精神的な疲れを抱え、各国では支援が先細りしつつある。一部領土がロシアに占領される中でもウクライナへの帰国者は今後増えていくと想定され、受け入れに向けた環境整備が課題だ。

 ▽不安

 「支援プログラムが終了した後、どうすればいいか分からない」。8月中旬、イタリア・ローマで避難生活を送るアリーナさん(32)が不安を口にした。

 2022年の侵攻開始後にローマに逃れ、これまで民間団体などの支援を受けた。現在は仕事のあっせんや家賃補助などがあるが、今年末までが期限。「精神的にすり減...

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