九州電力玄海原発=2024年4月、佐賀県玄海町
 九州電力玄海原発=2024年4月、佐賀県玄海町
 佐賀・玄海原発
 ドローン飛来騒ぎの経過

 九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の上空でドローンとみられる三つの光が目撃されてから26日で1カ月となった。県警の捜査でも正体は分かっておらず、異例の「飛来騒ぎ」の全容は謎に包まれたままだ。原発の安全を守れるのか、地元から不安の声が上がっている。

 原発では核物質の窃取や施設の破壊行為への対策「核物質防護」が取られている。またテロ攻撃などの未然防止を目的として、ドローン規制法で敷地と周辺300メートルでドローンを飛ばすことが原則禁止になっている。

 玄海原発の上空に光が現れたのは7月26日午後9時ごろ。原発正門近くの警備員が見つけ、連絡を受けた常駐の警察官ら複数人が目撃した。九電は原発への侵入や攻...

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