
「杭州宇樹科技(ユニツリー・ロボティクス)」の人型ロボット=6月、中国・杭州(共同)
「この概念を最も早く打ち出したのは日本のドラゴンボールじゃないですか」。拡張現実(AR)対応の眼鏡型端末(スマートグラス)を開発する中国の新興企業の担当者がそう言って笑った。眼鏡のように着用すれば通話や映像の視聴のほか、物体の識別や商品の支払いもできる。ドラゴンボールに登場する眼鏡型端末「スカウター」のように戦闘能力を測定することはできないものの、コンセプトや機能性は確かに似ているかもしれない。
スマートグラス、人型ロボット、電気自動車(EV)―。中国の製造業が活気づいている。近年、ホットスポットとして注目されているのが沿岸部、浙江省杭州だ。高性能の生成人工知能(AI)を発表して世界を驚かせ...
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