
総裁選要求議員の公表を巡る自民内の声
自民党の総裁選挙管理委員会が総裁選前倒しを求めた議員名を公表するとの方針を巡り、萎縮効果を狙った石破茂首相(党総裁)擁護派が関与したとの疑念が党内で膨らんだ。辞任を求める勢力は、交流サイト(SNS)上で相次ぎ前倒しを主張。初めて実施する意思確認手続きの決定で、党内対立は一層激化した。
▽権力闘争
「今回の前倒し手続きは、首相の続投を支持する側からの『政局』のように感じられる」。自民の神田潤一法務政務官は28日、こうX(旧ツイッター)に書き込んだ。
疑問視したのは、総裁選管が27日の会合で決めた手続きだ。前倒しを求める国会議員や都道府県連は、記名した書面を提出。その名前を選管が公表する運びとな...
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