
自民党本部で開かれた参院選総括委員会の会合後に、取材に応じる森山幹事長=29日午後、東京・永田町
自民党が参院選大敗を総括する報告書の作成を本格化させた。石破茂首相(党総裁)個人の責任の明記は避ける方向で、総括を報告する来月2日の両院議員総会は紛糾する可能性がありそうだ。副大臣らの間では、辞任も辞さない構えでの総裁選前倒し論が拡大。このままでは政府の役職者らによる「辞任ラッシュ」が起きかねないとの見方も出てきた。
▽個人名
「素案にいろいろな意見を承った」。29日、森山裕幹事長は参院選総括委員会の会合後、こう記者団に説明した。
7月末から約1カ月で、党組織が手分けして都道府県連や落選候補、有識者らに敗因や党の再建策などを聞いた。素案は聴取結果をまとめた内容だったが、会合では「足りないとこ...
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