イトーヨーカドー東久留米店の食品売り場に並ぶ特売の野菜=8月、東京都東久留米市
 イトーヨーカドー東久留米店の食品売り場に並ぶ特売の野菜=8月、東京都東久留米市
 イトーヨーカドー東久留米店の食品売り場に並ぶ地元名産の納豆=8月、東京都東久留米市
 セントラルキッチンで製造した総菜が並ぶイトーヨーカドー東久留米店の食品売り場=8月、東京都東久留米市
 イトーヨーカドー東久留米店=8月、東京都東久留米市
 イトーヨーカドー東久留米店の食品売り場に並ぶ地元名産(下から2段目)などの納豆=8月、東京都東久留米市

 大手スーパーのイトーヨーカ堂がセブン&アイ・ホールディングスのグループを離れ、再出発を切った。不採算の衣料品に見切りを付け、毎日の食卓を支える食品に活路を見いだす方針だ。価格の安さと利便性を売りにイオンやトライアルホールディングスが都市部で攻勢をかける小型スーパーと激突する。

 ▽一致団結

 「地元に愛される店を目指す」。イトーヨーカドー東久留米店(東京)で、ヨーカ堂の西山英樹執行役員は力を込めた。この店は7月にリニューアルオープン。地域性を重視した食品売り場は地元名産の漬物や納豆が目を引く。

 お得感を示す「コスパ」や調理が短時間で済む「タイパ」も意識。開業後30年が経過し手狭でもあった売り場を...

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