有志国の首脳会合後に記者会見するフランスのマクロン大統領(右)とウクライナのゼレンスキー大統領=4日、パリ(ロイター=共同)
 有志国の首脳会合後に記者会見するフランスのマクロン大統領(右)とウクライナのゼレンスキー大統領=4日、パリ(ロイター=共同)

 仏英を中心とする有志国は4日の首脳会合でロシアとの戦闘終結後のウクライナに「安全の保証」を提供するため部隊を派遣する方針を固めた。フランスは準備万全と強調するが、各国が「必須」と考える米国の支援は定まらない。停戦の見通しが立たない中、欧州内には温度差もあり、実行の現実味は薄いままだ。

 「準備は整った」。フランスのマクロン大統領は会合後の記者会見で、ウクライナのゼレンスキー大統領と並んで「成果」を誇示した。

 ロシアの再侵攻を抑止するための欧州主導の安全の保証はウクライナ軍の強化、ウクライナへの部隊派遣、米国の関与が3本柱だ。マクロン氏は部隊派遣について「26カ国が部隊派遣や陸、海、空での展開」...

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