デンカビッグスワンスタジアム前に設けられたガチャコーナー。アルビグッズを求め、子どもから大人まで楽しんでいる=新潟市中央区

 子どもとのお出掛け先に悩んでいませんか? 家族みんなで楽しめる新潟県内各地の観光施設や公園、飲食店などお勧めスポットを紹介していきます。

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 サッカーJ1アルビレックス新潟のホームゲームが行われる、新潟市中央区のデンカビッグスワンスタジアム。お楽しみはサッカー観戦だけではない。会場周辺では遊びやグルメなどさまざまな催しが行われ、試合前から多くの家族連れでにぎわっている。

 子どもたちに人気なのは、高さ6・8メートルの「キングアルビくん」だ。クラブのマスコットを模し、2019年に導入されたドーム型のエア遊具で、小学生低学年以下の子どもが中に入って遊ぶことができる(1回3分200円)。屋根付きの場所にあり、雨が降っても気にならない。

試合前、キングアルビくんや周辺の催しで遊ぶ子どもたち

 初めてキングアルビくんで遊んだ新潟市江南区の女の子(5)は「ジャンプ、ジャンプして楽しかった」とうれしそう。前身のアルビレオの時代から観戦する祖母(68)は「子どもはこういう物を喜ぶ。試合前に遊べるのは、子連れには助かる」と笑顔を見せた。

 クラブは今年、Eゲート前広場のイベントエリアを刷新した。名前を公募し、全体を「スワンパーク」と命名。キッズ、イベント・マルシェ、ステージ、グルメ、グッズ販売と、五つのゾーンに分けた。

デンカビッグスワンスタジアムの外に出店するキッチンカーなど。観戦前に腹ごしらえをする人たちで長蛇の列ができる

 J1の試合日は常設のキングアルビくんのほか、試合ごとに子どもが喜ぶ多彩な催しを企画している。

 スタジアム内には授乳やおむつ替えのコーナーもあり、赤ちゃん連れも安心だ。アルビレックス新潟マーケティング部の桑野雄介さん(46)は「家族で何度でも来て楽しめるスタジアムを目指している。試合はもちろん、食べて、見て、遊んで1日楽しんでほしい」と話す。

 アルビのJ1ホームゲームは今季あと11試合。上位進出の後押しに、家族みんなで出掛けてみては。

<J1新潟ホームゲーム(デンカビッグスワンスタジアム)>
新潟市中央区清五郎67の12。
5月のJ1の試合は14、28日の予定。
スワンパークは試合開始4時間前から、入場無料。
試合観戦は別途チケットが必要。
アルビレックス新潟マーケティング部、025(257)0150。