森田修医師
森田修医師

 2年ほど前から脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)で週1回、血流良化の薬の服用と、けん引治療をしています。手術を希望しましたが、15分以上立っていられるなどの理由で様子見の判断です。10分くらいで間欠跛行(はこう)が起き、遠出が難しいです。このまま我慢するしかないのでしょうか。(長岡市・65歳男性)

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 腰部脊柱管狭窄症は、相談者の訴えである間欠跛行が起きやすい疾患の一つです。脊柱管狭窄症から来る間欠跛行は、歩き続けると徐々に足のしびれや痛み、脱力感が出てきて歩けなくなり、腰を曲げたり座って休んだりすると症状が緩和し、また歩けるようになるといった症状を指します。

 主な要因は...

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