「佐渡島(さど)の金山」の世界文化遺産登録による来訪者の増加を見据え、新潟県佐渡市は2月21日、両津港と相川地区とを直結するライナーバスを夏場の1カ月間、運行する方針を明らかにした。2024年夏に始めたい考え。観光客らの満足度アップと住民の利便性の両立を図る。

 相川地区には「史跡佐渡金山」など金山関連の観光スポットが集まる。島の玄関口である両津港と結ぶ路線バスはあるが、観光客向けの直行便がないため企画した。

 ライナーバスは有料で、両津港と佐渡金銀山のガイダンス施設「きらりうむ佐渡」を1日2往復する予定だ=地図参照=。観光客が最も多くなる夏場の1カ月間に限って走らせる。

 島内では運転手不足を背...

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