
ニット製造、販売の関栄ニット(新潟県見附市学校町1)が事業を停止し、3月8日付で新潟地裁長岡支部に自己破産申請したことが13日、分かった。帝国データバンク長岡支店によると、負債総額は約1億4000万円。国内需要の低迷で事業が縮小傾向だったことに加え、新型コロナウイルスの影響で経営がさらに悪化した。
帝国データバンク長岡支店などによると、関栄ニットは1951年に創業し、64年に法人化した。婦人や紳士用ニットなどを手がけ、ピークの90年頃の年間売上高は5億円を超えた。2016年には自社ブランド「amuamu(アムアム)」を立ち上げ、がん患者向けに軽くて薄い医療用ニット帽を販売していた。
近年は国...
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