
県内の最高価格地点で、商業地で上昇率トップだった新潟市中央区東大通1の2周辺。JR新潟駅周辺の整備への期待感から地価が上昇した=25日
国土交通省は3月26日、2024年1月1日時点の公示地価を発表した。新潟県内の公示地価は、全用途平均で29年連続の下落となったが、下落幅が前年より縮小し、不動産需要の緩やかな回復傾向が見られた。JR新潟駅周辺整備事業など都市開発に伴い需要が伸びた他、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが昨年5月に5類に引き下げられ、観光の回復も寄与した。一方、豪雪地帯や離島などでは下落に歯止めがかからず、地域間での二極化傾向が続いた。
【住宅地】25市町村の305地点を調査した。新潟県全体の変動率はマイナス0・5%で27年連続の下落となったが、下落幅は前年より0・1ポイント改善した。市町村別では...
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