
新潟県警本部の庁舎
空き家に置かれたままの金品を狙った窃盗が、新潟県内で相次いでいる。県警によると、2023年の認知件数は197件と、22年の23件から8・5倍に急増。2024年も1、2月だけで24件が確認されている。伸び放題の雑草など外観から空き家と判断されると狙われやすくなるといい、全国的にも増加傾向だ。県警は被害防止に向け、管理の徹底を呼びかけている。
県警によると、空き家は人の目が行き届きにくいため、被害も発覚しづらい。県内で空き家を狙った侵入窃盗は、19〜22年は10〜20件台で推移したが、23年に急増した。背景として県警は、複数の犯罪グループが交流サイト(SNS)で情報を入手して標的を見つけ、県内外...
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