企業を訪問し、留学生のインターンシップについて説明する外国人材活用推進アドバイザーの酒井勝二さん(中央)=長岡市高見町
企業を訪問し、留学生のインターンシップについて説明する外国人材活用推進アドバイザーの酒井勝二さん(中央)=長岡市高見町

 中小・小規模事業者の人手不足解消に向けて、新潟県長岡市は2024年度、複数の事業を展開して企業と人材とのマッチングを促す。外国人人材の受け入れを加速するため、インターンシップを希望する留学生らに寄り添うサポーターを配置。日本の学生に対しても、市内企業の職場を体験する機会をつくって就業の促進を図る。

 市内企業を対象にした市の景況調査(23年10〜12月期)では、雇用について「不足」とする回答が「余剰」を13期連続で上回った。

 全国的に人手不足が慢性化する中、ある製造業の会社社長は「今年は奇跡的に新卒を採用できたが、いずれ人員不足になる。外国人らの力を借りることになるだろう」と話す。

 長岡市は打...

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