
新潟県の誘致で県内に進出した県外のIT関連企業が2023年度は34社で過去最多だったことが5月20日までに県のまとめで分かった。首都圏でIT人材が不足する中、企業側が新型コロナウイルス禍で普及したリモートワークを活用し、地方で人材獲得を目指していることなどが要因とみられる。進出企業の定着が今後の課題となっており、県は要望を捉えるなどして支援を進めていく考えだ。
県は16年度にIT関連企業の誘致を本格化させた。16年度は1社、17年度は2社だったが、徐々に増加し21年度は15社、22年度は23社となった。16〜23年度の累計は94社となる。
県産業立地課は増加の理由として、新潟県と東京が上越新...
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