長年の活動を振り返りながら、喜びを分かち合う美人林を守る会のメンバーら=6月16日、十日町市松之山松口
長年の活動を振り返りながら、喜びを分かち合う美人林を守る会のメンバーら=6月16日、十日町市松之山松口

 新潟県十日町市松之山地域にあるブナ林「美人林」の環境保全活動を40年続ける「美人林を守る会」が、2024年度の「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰を受けた。十日町市松之山松口の下川手集会所で6月16日に祝賀会を開き、関係者が喜びを分かち合った。

 美人林は3ヘクタールほどの丘陵に、すらりとした樹齢約100年のブナ約3000本が立ち並ぶ。国内外から多くの観光客が訪れる観光スポットだ。

 守る会は、1984年に下川手集落の有志が設立。その後、集落全体での活動となり、現在は全24世帯で取り組む。新潟県森林研究所(村上市)や新潟大学と連携し、春と秋の年2回、枯れ枝の除去や弱った木の伐採などを行い、ブ...

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