
中学生に数学を教える上越教育大の学生ら=上越市福祉交流プラザ
新潟県上越市は2024年度、低所得世帯の子どもの学習支援を始めた。子どもたちが毎週土曜、市福祉交流プラザ(同市寺町2)に集まり、上越教育大の学生や大学院生に勉強を教わっている。体験活動を通じて成長を後押しするため、調理実習などのイベントも開催。市は「学びたい子どもの意欲を高め、夢や目標を持つきっかけにしてほしい」としている。
学習支援は新規事業として6月に始まった。「子どもたちが自分の力を伸ばし、のびのび過ごせる場」という思いを込め、「のびるば」という愛称が付けられている。
土曜の午前10時から、子どもたちが市福祉交流プラザに教材を持参し、宿題や予習復習に励んでいる。分からないところは講師を...
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