新潟市人事委員会は8月21日、2025年春入庁の市職員を選考する24年度採用試験(大卒程度)の競争率が、前年度比0・6ポイント増の4・6倍だったと発表した=グラフ参照=。試験の実施時期を2カ月早めたことで、事務職で受験者が増加。政令市に移行した07年度以降で最低だった23年度から改善した。一方で技術職は受験者減少に歯止めがかからなかった。

 市人事委事務局によると、2025年春は定年退職者が増える見込みで、採用予定人数を23年度比51人増の172人とした。市は受験者を増やそうと民間企業より遅い採用スケジュールを見直し、事務職の「一般行政B」のほか、土木、建築などの技術職7職種で初めて、採用試験...

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