「マイナ保険証」について新潟日報社など全国18紙が、アンケートを実施した。新潟県在住者335人の回答では、制度を「よく理解」と「ある程度理解」しているとしたのは38・5%にとどまり、新たな仕組みへの理解が浸透していない状況が浮き彫りになった。

 自由記述では、現行保険証の廃止方針に対する賛否が交錯した。上越市の主婦(65)は、マイナ保険証を使わない人には「資格確認書」が発行されることを踏まえ、「わざわざ今の保険証を廃止する必要はあるのか」と疑問を呈した。

 新潟市の公務員女性(57)は、高齢者関係の窓口業務では現状でも保険証の再発行の対応が多いとの印象を記し、「本人の勘違いも多い。紛失騒ぎが多発...

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