
日本損害保険協会が2023年の人身事故件数を基にした「全国交通事故多発交差点マップ」を公表した。新潟県内で事故が多発する「危ない交差点」は新潟市中央区のみなとトンネル西側交差点と、和合町2丁目付近の交差点がいずれも事故5件でワースト1位だった。
ワースト1位の2カ所に次ぐ3位は新潟市秋葉区の大鹿交差点、西区の青山道下交差点、東区の竹尾インター交差点、燕市小関の交差点の計4カ所。事故件数はいずれも4件だった。
マップには都道府県別に事故が多かった5カ所が掲載されているが、新潟県は3位に4カ所が並び、1位と合わせて6カ所が公表されている。竹尾インター交差点は2020年版でもワースト5に入っていた。
ワースト 1 みなとトンネル西側交差点(新潟市中央区)
事故5件のうち、車両同士の追突が3件、出合い頭の衝突が1件。日本損害保険協会は「凍結路面でブレーキ操作を誤ったことでタイヤがスリップし、追突した事故が発生している」とし、積雪・凍結時は特に車間距離を確保することなどを呼び掛けている。
ワースト 1 和合町2丁目1番1号付近交差点(新潟市中央区)
人が横断歩道を横断中の事故が5件のうち3件を占めた。日本損害保険協会は「(運転手が)歩行者をよく確認せず進行したため、歩行者と衝突する事故が発生している」と指摘している。
ワースト 3 小関1168番地付近交差点(燕市)
事故4件はいずれも、車両同士の出合い頭の衝突事故。日本損害保険協会は「一時停止標識を見落としたことにより、衝突事故が発生している」とし、前方や左右をよく確認するよう呼び掛けている。
ワースト 3 ...
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