会見する苗場福祉会の小松順子理事(左)とクロス10の岩船眞人専務理事=十日町市本町6のクロス10
会見する苗場福祉会の小松順子理事(左)とクロス10の岩船眞人専務理事=十日町市本町6のクロス10

 新潟県十日町市を中心に県内外で特養ホームなど30施設を運営する苗場福祉会(十日町市)は、災害時に優先的に物資供給を受けるため、十日町地域地場産業振興センター(クロス10)と預託契約を結んだ。10月1日から10年間の契約。

 苗場福祉会の施設では最低限利用者の3日分の食料は保管しているが、災害時には福祉避難所としての機能なども必要で、避難者分も含めた食料を十分に備蓄することは困難だという。そこで、地場産品を取り扱う地域商社としての事業を行うクロス10に食料品などの調達を依頼する。クロス10は預託金100万円の範囲で、優先的に物資を供給する。

 苗場福祉会は、多くの法人を運営する湖山医療福祉グループ...

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