柏崎市の防災ガイドブックや津波ハザードマップを点訳した柏崎点訳奉仕会の坂爪文子会長(右)とメンバーの薄田玉恵さん(左)=柏崎市豊町
柏崎市の防災ガイドブックや津波ハザードマップを点訳した柏崎点訳奉仕会の坂爪文子会長(右)とメンバーの薄田玉恵さん(左)=柏崎市豊町

 新潟県柏崎市の点訳ボランティア団体「柏崎点訳奉仕会」は、自然災害や原発事故時に住民がとるべき行動や避難経路などを示した柏崎市の「防災ガイドブック」2種類と「津波ハザードマップ」を点訳した。これまで点訳されたものはなく、視覚に障害がある人に避難に関する情報が伝わり切れていなかった。奉仕会会長の坂爪文子さん(68)は「いざという時の備えにしてほしい」と話している。

 ガイドブックとハザードマップは柏崎市が作成し、市内の全世帯に配布している。ガイドブックは地震や津波などに対応した「自然災害編」と「原子力災害編」の2種類あり、原子力災害編では、事故時の避難経路が地区単位で記されているほか、複合災害時の...

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