ナシの新品種「新碧」(手前)の試食会を開く髙橋千夏さん(右)と、捧青果園の捧弘志さん=加茂市山島新田
ナシの新品種「新碧」(手前)の試食会を開く髙橋千夏さん(右)と、捧青果園の捧弘志さん=加茂市山島新田

 黄緑色の美しい見た目と甘みの強さに加え、栽培の労力が少ない日本ナシの新品種「新碧(しんみどり)」を周知しようと、新潟大の学生が27日、新潟県加茂市駅前の加茂ショッピングパークメリア3階で試食会を開く。産地活性化に大きな可能性を秘めた新碧の、生産拡大と販路開拓の一助になりたいと企画。捧青果園(加茂市山島新田)が協力し、今秋に収穫した実を振る舞う。

 学生は経済科学部3年の髙橋千夏(ちなつ)さん(21)。加茂市を舞台に、学生が自身の興味と地域課題を結び付けて研究・実践する「社会開放演習」で捧青果園と関わり、担い手不足が深刻な果樹産地のために活動したいと強く感じた。1、2年時は繁忙期に学生を募り、自...

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