セイデンテクノの製造現場を視察する三条市立大の職員=佐渡市竹田
セイデンテクノの製造現場を視察する三条市立大の職員=佐渡市竹田

 新潟県三条市立大学の産学連携担当の職員4人が、佐渡市内の製造業4社を視察した。各社の技術を知った上で、学生の実習体験など今後の連携の可能性を探った。

 産業発展と人材育成を目的に、島内の製造業でつくる佐渡工業会と佐渡市との間で2023年9月に締結した連携協定の一環。三条市立大では学生の実習体験を実施しており、県央地域を中心に約150社が受け入れている。佐渡市でも24年9月、佐渡精密(沢根町)で1人が2週間実習した。

 視察は10月17、18の両日に行われた。セイデンテクノ(竹田)では、バッテリーや人工衛星にも使われている抵抗器の製造工程を見学し、技術を転用した自社製品の電子茶香炉も紹介された。リ...

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