新潟の冬を彩る食の祭典「にいがた冬食の陣・当日座」(にいがた食の陣実行委員会主催)が2月8、9の両日、新潟市中央区の古町地区などで開かれる。古町ルフル広場では特別企画として「出張輪島朝市」が県内で初めて出店し、海産物などを販売する。食の陣実行委は「能登半島地震で被害を受けた朝市の役に立ちたいと企画した。能登について知ってもらう機会になってほしい」としている。

 1200年以上の伝統があるとされる輪島朝市は昨年の能登半島地震に伴う火災で全焼。現在は全国各地のイベントなどで出張朝市を開いている。食の陣実行委は企画を通して被災地を応援したいと、朝市に打診し、出店が決まった。期間中の滞在費などは昨年2月の当日座で来場者から集めた地震の見舞金を充てる。イベントでは3店がブースを設置。能登産などの一夜干しや乾物を販売する。

 当日座は古町会場(古町ルフル広場、古町通7番町、西堀ローサ)と新潟ふるさと村会場で開催。問い合わせは実行委事務局、025(286)9112=平日午前10時〜午後5時=。