
お茶の間サロンの研究を行った新潟医療福祉大の学生らと石上和男教授(左)=新潟市北区島見町
地域共生社会について学んでいる新潟医療福祉大学(新潟市北区)の学生が、新潟県胎内市の高齢者向け集いの場「お茶の間サロン」を調査し、参加者の意識の傾向について結果をまとめた。人とのつながりや健康の維持のほか、参加者の多くが自己実現の機会としてや、他者に認めてもらいたいという思いで通い続けていることが分かった。
調査をしたのは医療情報管理学科の石上和男教授=地域保健=のゼミに所属する4年生5人。高齢者が集いの場に参加者する心理的要因を探ろうと、80カ所近くの地域でお茶の間サロンが開設されている胎内市に着目した。協力を得られた15カ所を2023年11月〜24年7月の間に回り、参加者らにアンケート用...
残り545文字(全文:845文字)