
新潟県は2月14日までに、2025〜29年度の財政状況を試算した「中期財政収支見通し」を改定し、公表した。能登半島地震の対応に伴い24年度末に、貯金に当たる「財政調整基金」を取り崩すものの、25年度には国の財政措置を踏まえ、大規模災害に備えるために必要な目安となる230億円に積み戻す。
財政調整基金は24年度末時点で222億円となる見込み。県財政課によると、国の財政措置により25年度には230億円に積み戻せる方向。以降は230億円を確保できる。
また、県が借金返済に備えて積み立てている「県債管理基金(公債費調整分)」を取り崩していき、31年度に予定する公債費の実負担のピークに対応する。
県債...
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