中川幹太上越市長から感謝状を受け取る日本曹達の清水修取締役執行役員(左)=市役所
中川幹太上越市長から感謝状を受け取る日本曹達の清水修取締役執行役員(左)=市役所

 化学メーカーの日本曹達(東京)が企業版ふるさと納税制度を活用し、主力工場を置く新潟県上越市に4000万円を寄付した。2024年度、市に寄せられた企業版ふるさと納税のおよそ半数を占める規模。理系人材育成の一助にと、元素記号や周期などを学ぶ資料の購入に充てられ、上越科学館で活用される。

 日本曹達は上越市中郷区が創業の地。現在も広大な二本木工場を構えている。市へのふるさと納税は初めて。

 日本曹達取締役執行役員の清水修さんが2月20日、市役所に中川幹太市長を訪ねた。清水さんは「地域貢献としてできることを考えた。次世代を担う子どもたちのために少しでも役に立ちたい」と話し、中川市長は「理系分野に関心を持...

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