従来の5倍の伸縮性がある「刺し子織」の生地=見附市
従来の5倍の伸縮性がある「刺し子織」の生地=見附市

 繊維製品の企画販売「亀紺屋(かめこんや)」(新潟市中央区関南町)と繊維メーカー「匠(たくみ)の夢」(新潟県見附市)が連携し、伸縮性を加えた伝統織物「刺し子織」の生地を作った。糸の織り方などを工夫し、伸び縮みするよう改良。両者は幅広い商品作りにつなげたい考えだ。

 刺し子織は柔道着や消防団のはんてんに使われ、耐久性がある。亀紺屋は刺し子織のジャケットや帽子などを自社ブランドで展開するが、顧客から「伸び縮みすると良い」との声を受け開発に着手した。

 従来は綿100%だが、新しい生地にはポリウレタンを含む糸も使用。伸縮性が高いほど織るのは難しく、製作した匠の夢の太田博之さん(59)は「複数の糸の組み合...

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