
企業などと共同研究を行う県工業技術総合研究所。具体的な数値目標などを盛り込んだ中期計画を初めて策定した=新潟市中央区
製品開発で企業などと共同研究を行う新潟県工業技術総合研究所(工技総研、新潟市中央区)は3月19日までに、2025〜27年度の運営指針となる中期計画を策定した。工技総研として具体的な将来の目標値などを盛り込んだ計画をまとめたのは初めて。組織外の知識や技術を積極的に取り入れる「オープンイノベーション」の推進などに取り組むとした。
工技総研では現在、県内5カ所の「技術支援センター」で企業に対し、製品開発に必要な試験や機器の貸し出しなどを行っている。また新潟市中央区の「研究開発センター」では、より高度な応用技術開発を行っている。
近年、高度化・複雑化する企業側からのニーズに対応するため、県は2024...
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