
自然災害と気候変動への対応策を考えた講演会=長岡市千秋3
頻発化、激甚化する自然災害と気候変動をテーマにした講演会が、新潟県長岡市千秋3の長岡リリックホールで開かれた。研究機関の専門家2人が登壇し、過去の経験や教訓を生かした備えの重要性について訴えた。
国土技術研究センターの徳山日出男理事長は、東北地方整備局長時代に発生した東日本大震災での初期対応を紹介し、「教訓が伝われば命は救われる」と強調した。災害を自分事として認識することが重要だとして「次への備えの勧めが、中越地震を経験した被災地の使命でもある」と語った。
国立環境研究所気候変動適応センターの根本緑専門員は...
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