かつての集落境付近を草刈りする笹川集落の住民=佐渡市西三川
かつての集落境付近を草刈りする笹川集落の住民=佐渡市西三川
かつての集落境付近を草刈りする笹川集落の住民=佐渡市西三川

 世界文化遺産「佐渡島(さど)の金山」の構成資産の一つ、西三川砂金山のある佐渡市笹川集落で、毎年恒例の草刈りが行われた。住民約20人が力を合わせ、道路脇や遺跡周辺に生い茂った草刈りに汗を流した。

 草刈りは元々集落周辺の道路だけで行われていた。2011年に県内で初めて国の重要文化的景観に選定されて以来、住民でつくる「笹川の景観を守る会」が、遺跡周辺も手入れするようになった。

 今年の作業は6月29日にあり、集落に通じる道路からスタート。砂金山の繁栄と安全を祈願して建てられた大山祇(おおやまずみ)神社や、かつての集落境の遺跡、旧西三川小笹川分校を回り、機械で草を刈っていった。

 男性(65)は「集落の...

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