記者会見で参院選への立候補を表明する東修平=6月10日、大阪市
記者会見で参院選への立候補を表明する東修平=6月10日、大阪市
街頭演説後、聴衆と話し込む東修平=7月12日、大阪市
大阪府箕面市で開かれた対話会=6月21日
地元の大阪府四條畷市で開かれた集会後、聴衆と握手を交わす東修平=6月28日
公示日にJR京橋駅の連絡通路で街頭演説する東修平=7月3日、大阪市
応援演説する兵庫県芦屋市長の高島崚輔(中央)と、元広島県安芸高田市長の石丸伸二(右)=7月9日、大阪市
中央公会堂で開かれた個人演説会「大決起集会」の聴衆=7月13日、大阪市
キング牧師の言葉を引いて演説を始めた東修平=7月13日、大阪市
街頭で演説する東修平と聴衆。人数は日を追うごとに増えた=7月19日、大阪市
SNSのライブ配信で支持を呼びかける東修平=7月19日、大阪市
投開票2日後、地元の大阪府四條畷市で駅頭に立ち、対話する東修平=7月22日

 知名度ほぼゼロ、はたから見れば「泡沫」候補として始めた参院選だった。一人でも多くの有権者に顔と名前を知ってもらうには、分刻みのスケジュールをこなすことが必須。ところが大阪選挙区から立候補した東修平(36)の陣営は、街頭演説を終えてもすぐに移動することができなかった。本人が演説後、握手を求めに行った先で聴衆との対話をやめなかったからだ。場所によっては演説よりも時間を費やした。あるスタッフが苦笑いする。「こちらも時間を決めて動いているんだよ。『こんなところで話しても票にならないんじゃないの』って思うけど、東から話を打ち切らないんだよね」

 7月の参院選では既成政党が軒並み苦戦し、新興政党が躍進した...

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