小千谷市などは、市出身の詩人の名を冠した「西脇順三郎賞」の詩作品を募集している。「詩集」と、新人発掘を目的とした「詩篇(しへん)」の2部門がある。

 西脇順三郎(1894〜1982年)は、詩集「Ambarvalia(アムバルワリア)」などを刊行。日本の現代詩に影響を与え、ノーベル文学賞の候補にもなった。

 西脇順三郎賞は2022年に創設され、4回目。市や市民団体「西脇順三郎を偲(しの)ぶ会」などでつくる実行委員会が主催する。24年8月〜25年7月末に刊行された現代詩の詩集と、未発表の詩篇作品が対象。詩人の野村喜和夫さんが委員長を務める選考委員会が審査する。

 詩集部門から最高賞の「西脇順三郎賞」(賞金30万円)1点、詩篇部門から「西脇順三郎賞新人賞」(賞金3万円)1点と、「西脇順三郎賞新人賞奨励賞」(賞金1万円)2点を選ぶ。

 締め切りは10月31日(当日消印有効)。〒947-0021、小千谷市本町1の13の35、「ホントカ。」内の西脇順三郎賞事務局へ。問い合わせは、0258(82)2724。