街頭演説で支持を訴える参政党の神谷宗幣代表=2025年7月5日、大阪市
街頭演説で支持を訴える参政党の神谷宗幣代表=2025年7月5日、大阪市
参院選の選挙戦最終日となり、街頭演説に集まった人たち=7月19日、兵庫県明石市
街頭演説する参政党候補者と聴衆=7月19日、京都市
参政党の神谷宗幣代表の発言に反対する人々=7月11日、京都市
参院選の投票をする有権者=20日午前、東京都港区
参院選・有権者の決め手と投票先
オンラインでインタビューに応じる法政大大学院の白鳥浩教授=7月24日

 厳しい暑さの中で実施された、7月の参院選。松山市の50代男性会社員は、参政党新人の街頭演説を聞きながら、投票先を迷っていた。「これまではお願いされて自民党候補に入れていたけれど、今は自民に入れるときではない、というSNSも見かけた」という。後日聞くと、1票を投じた先は参政党の候補だった。決め手を聞くとこんな答えが返ってきた。「『日本人ファースト』がいいなと思った。外国人に何かされたわけではないけれど、京都の知人から『中国人が多くて大変、むちゃくちゃだ』と聞いた。ユーチューブで目にする機会も多かった」

 大阪市の50代女性会社員は、最初は参政党がいいと思っていたと話す。各種のニュースサイトやネッ...

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