
「セミコン・インディア2025」で、半導体の製造装置を展示した地場財閥タタ・グループのブース=2日
「世界はインドを信頼し、共に半導体の未来を築く準備ができている」。モディ首相は2日、首都ニューデリーで開幕した半導体産業の展示会「セミコン・インディア2025」で、力強く訴えた。
今年は国外も含めて350社超が、半導体製造に必要な装置や材料の説明パネルなどを展示。会期3日間の来場者数は、昨年の3倍近い3万人超だった。
インドでは現在、半導体関連で10工場の新設計画が進み、各企業の総投資額は1兆5000億ルピー(約2兆5500億円)を超える。政府は7600億ルピーの予算を計上した振興政策などで巨額の補助金を準備し、半導体の国内生産に向けて注力している。州や財閥も産業振興に取り組んでおり、業界関...
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