茂木健一郎さん(撮影・米丸悟)
 茂木健一郎さん(撮影・米丸悟)
 東京2025世界陸上の最終日、男子400mリレー決勝で力走する選手らとスタンドを埋める大勢の観客=9月21日午後9時21分、国立競技場
 新型コロナウイルス流行で1年延期され、無観客で開催された東京五輪の陸上競技=2021年7月、国立競技場
 男子棒高跳び決勝で6m30の世界新をクリアしたデュプランティス=9月15日午後10時48分、国立競技場
 男子200mで優勝しポーズをとるライルズ=9月19日午後10時10分、国立競技場
 女子走り高跳び決勝で跳躍前、フィールドに横たわるマフチフ=9月21日午後7時13分、国立競技場
 競歩男子35キロ3位の勝木隼人(左)と女子20キロ3位の藤井菜々子。日本が獲得したメダル2枚は2人の銅だった=9月13日と20日、いずれも国立競技場
 世界陸連のセバスチャン・コー会長(右)から表彰状を授与され、写真に納まる日本陸連の有森裕子会長=9月18日、国立競技場
 茂木健一郎さん(撮影・佐藤優樹)

 9日間にわたり開催された陸上の第20回世界選手権東京大会(東京2025世界陸上)が、大盛況のうちに幕を閉じた。連日スタジアムが満員となり、テレビの視聴率も高かった。スポーツの魅力に改めて目覚めたという人も多いのではないか。

(※編集部注=大会は9月13~21日に国立競技場などで行われ、約200カ国・地域の選手が参加。東京開催は1991年以来34年ぶり。総入場者は約61万9千人。ビデオリサーチ調べや独占中継したTBSによると、テレビの世帯視聴率は連日2桁をマークし累計視聴者は7977万人だった)

 振り返れば、2020年の予定が1年延期された東京五輪・パラリンピックは、無観客での開催だった。新型コ...

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