
会談に臨む自民党の高市総裁(右)と国民民主党の玉木代表=15日午後、国会
自民党と日本維新の会は15日、連立政権樹立を念頭に政策協議に入ることが決まった。急接近を後押ししたのは、公明党の連立離脱決定だ。衆院小選挙区で維新と競合する公明に配慮する必要がなくなり、ハードルが下がった。21日の臨時国会召集と同日中にも見込まれる首相指名選挙が迫る中、合意を急ぐ。
▽本気度
「日本を進めるために一緒にやりましょう。首相指名選挙への協力、それも一緒に政権を担っていただく連立含みの協力をお願いしたい」。自民の高市早苗総裁は15日、大阪から上京した維新の吉村洋文代表と国会内で会談し、単刀直入に切り出した。
吉村氏は同調し、早速16日から両党の政調会長らを交えた連立協議をスタートさ...
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