創業138年の「日本一うまいトコロテン」(新潟県上越市大島区下達(しもたて))が今季も営業を始めた。地域の湧き水と昔ながらの製法のところてんが人気で、山間の店に多くの人が足を運んでいる。

【2023/05/13】

湧き水で作られた涼味たっぷりのところてん=上越市大島区下達
湧き水で作られた涼味たっぷりのところてん=上越市大島区下達
湧き水で作られた涼味たっぷりのところてん=上越市大島区下達
湧き水で作られた涼味たっぷりのところてん=上越市大島区下達

 1885(明治18)年創業の店は現店主の武江稔さん(51)で5代目。店が立地する市道は昔、松代・松之山方面へ向かう峠越えの人たちでにぎわい、ところてんを提供する店が軒を並べたという。

 もともと屋号の「清水屋」が店名だったが、3代目の時代、全国を食べ歩いた客から「この店が一番おいしい」と「日本一うまいトコロテン」と書かれたのれんを贈られ、今の店名になった。

 創業当時の製法を貫き、保存料...

残り244文字(全文:544文字)