滑り台付きのボールプールで遊ぶ子どもたち=阿賀野市

 子どもとのお出掛け先に悩んでいませんか? 家族みんなで楽しめる新潟県内各地の観光施設や公園、飲食店などお勧めスポットを紹介していきます。

×    ×

 子どもたちが円筒形の遊具に入ってくるくる回ったり、広いトラックで元気いっぱいに走ったり-。阿賀野市の屋内施設「わくわくHills(ヒルズ)」は子どもの興味を引き出し、「跳ぶ」「転がる」といった多様な動きが体験できる遊具がそろう。自由な遊びを通して、子どもの心と体の成長を促すことがコンセプトだ。

トランポリンのように弾む「エアトラック」。普段と違った感覚で走ることができる

 市内で保育園などを運営する社会福祉法人「かがやき福祉会」(阿賀野市)が2015年、冬や雨の日でも体を動かせる遊び場を提供したいと開設。市内外から年間約3万5千人が来場する。

 約400平方メートルの施設内は、全国で遊び場づくりを手がける玩具輸入販売のボーネルンド社(東京)がプロデュース。近年の子どもの体力低下に着目し、運動能力の向上、脳の発育につながるという遊具がずらりと並ぶ。

 特に人気なのが、空気で膨らませた筒の中に入って回転する「サイバーホイール」。中で立ったり、ハイハイしたりして、バランス感覚や手足で体を支える力が養えそうだ。他にも、空気の反発力で普段と違った感覚で走れる「エアトラック」や、クライミングウォール、滑り台付きのボールプールなどがあり、子どもの好奇心をかき立てる。

一番人気の「サイバーホイール」で遊ぶ親子連れ

 1歳半までの赤ちゃん専用ゾーンも備える。遊び疲れたらままごと、絵本のコーナーでゆっくり過ごすのもお勧めだ。

のんびりと過ごせる、ままごとや絵本のコーナー

 新潟市東区から訪れていた主婦(35)は「珍しい遊具があるし、4歳の兄も1歳の弟も楽しめるのがいい」と笑顔。スタッフの五十嵐有沙さん(31)は「親も子どもと一緒に、夢中になって遊んでほしい」と呼びかけた。

<わくわくHills>
阿賀野市寺社甲3848の212
午前10時〜午後4時半(土日祝は午前9時から)
生後6カ月〜12歳が対象
利用料金は子ども1人につき90分500円で、30分延長ごとに200円。保護者無料
不定休
0250(68)1310