
悠久山小動物園の人気スポット・サル山=長岡市御山町
子どもとのお出掛け先に悩んでいませんか? 家族みんなで楽しめる新潟県内各地の観光施設や公園、飲食店などお勧めスポットを紹介していきます。
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新潟県長岡市のJR長岡駅から東に約3キロ、長岡市民から「おやま」と呼ばれ親しまれる悠久山公園の一角に、悠久山小動物園がある。秋の行楽シーズンを迎え、家族らでにぎわう。名前の通り、ウサギやモルモットなどの小動物と触れ合うことができる癒やしのスポットだ。
小動物園は1953年に開園した。その2年前に公園内に開館した市立科学博物館の動物コーナーが始まり。現在は職員8人が約30種100匹を飼育しており、タヌキやキツネ、ハクビシンなどの動物から、コハクチョウ、クロトキといった鳥類がいる。
目玉は、ニホンザルの群れ42匹が暮らす約620平方メートルの「サル山」。ことしは子ザル7匹が誕生し、子ども同士でじゃれ合う愛らしい姿を見ることができる。来場者からは「顔が赤いけど見られていて恥ずかしいのかな」「お母さんザルにぶらさがっていてかわいい」といった声が聞かれた。

悠久山小動物園のサル山。子ザルがじゃれ合う様子も見ることができ、家族連れに人気だ=長岡市御山町
毎週日、月曜の午後2時からは触れ合いイベントが開かれ、ウサギやモルモットを抱いたり、ヤギに餌をやったりすることができる。土曜午後2時からは飼育員が動物にまつわるエピソードや飼育体験談を披露している。
入場口では11月5日まで、山古志アルパカ牧場(長岡市)のアルパカ2頭が首を長くして来場者を待っている。友人と訪れていた長岡市の四郎丸小6年の女子児童(12)は「いろいろな動物を無料で見ることができるのはうれしい」と喜ぶ。
飼育されている動物はインドクジャクなど一部を除き、里山や市街地に生息するものが大半だ。管理員の五十嵐伸吾さん(63)は「市街地が多くなった今も適応し、人間と共存している種類ばかりだ。街中で見ることは少ないが、実際の姿を知ってもらいたい」と来場を呼びかけている。

<悠久山小動物園>
悠久山公園内の南側にある
長岡市御山町96
午前9時〜午後5時
年中無休
無料
0258(37)6385