新潟県警が2023年、虐待が疑われるとして児童相談所に通告した児童数は、前年比12・6%増の1750人(暫定値)で過去最多となった。県警が2月5日までにまとめた。通告児童数は増加傾向で、県警は虐待に対する社会的関心の高まりから、県警への相談や通報が増えたとみている。

 内訳は子どもへの暴言など「心理的虐待」が1177人で約7割を占め、「身体的虐待」が389人で約2割、「ネグレクト」が179人、「性的虐待」が5人だった。心理的虐待の中でも、子どもの目の前で配偶者らに暴力を振るう「面前DV(ドメスティックバイオレンス)」は560人と半数近くを占めた。

 新潟県警が虐待事件として摘発した件数も、40件...

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