
地域協議会の在り方や活動について市民が語り合ったシンポジウム=上越市土橋
新潟県上越市のまちづくりを考える市民団体「まちみらい市民会議」が、4月に改選が行われる地域協議会の委員の役割について議論を重ねている。委員選びは公募公選制を採用するが、4年に1度の改選で選任投票に至る協議会が少なく「このままでは委員のなり手がいなくなる」と懸念する声もある。市民会議は「年度内にも市と在り方を意見交換したい」としている。
地域協議会は2005年の14市町村合併に伴い導入された市独自の自治制度。合併後の地域の課題を住民自ら考え、市政に反映させる「都市内分権」を支える仕組みだ。
新潟日報社が全国の地域自治区を置いている自治体に聞いたところ、公募公選制を取るのは全国で上越市だけで、地...
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