新潟県よろず支援拠点の笹川一郎チーフコーディネーター
新潟県よろず支援拠点の笹川一郎チーフコーディネーター

 人手不足が深刻化している新潟県内企業。各社は新卒者の採用、育成に力を注ぐが、短期間で退職されてしまうこともしばしばだ。新潟労働局の調べでは、県内で大卒者の就職後3年以内の離職率は10年以上、31〜33%台で推移。早い段階で会社に見切りを付ける若者はなかなか減らない。若手が定着し、魅力ある企業になるには、何を大事にするべきか。新人を迎える4月を前に、中小企業庁が設ける「新潟県よろず支援拠点」で企業の悩み相談を受けている笹川一郎チーフコーディネーター(56)に聞いた。(報道部デスク・桑原大輔)

-若年層の早期離職が減らないのは、なぜでしょうか。

 「辞める一番の理由は、...

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