高鳥修一氏(左)と細田健一氏
高鳥修一氏(左)と細田健一氏

 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件自民党の一部派閥で、議員側がパーティー券の販売ノルマを超えて集めた分を政治資金収支報告書に正確に記載していなかったとされる政治資金規正法違反事件。東京地検特捜部は1月、安倍派から多額の還流を受けた国会議員3人ら計10人を立件した。岸田派、二階派の元会計責任者らも含まれる。事件を受け、自民は政治刷新本部を設置し、改革に向けた中間報告をまとめた。安倍、岸田、二階、森山の各派が解散方針を決定した。で、新潟県関係では細田健一衆議院議員(旧新潟2区)と高鳥修一衆議院議員(比例北陸信越)が4月4日、戒告処分を受けた。政治不信を招いた2人に対し、地元の有権者からは「腹立たしい」「処分を待つのでなく自ら律して」と厳しい意見が上がった。支援者は次期衆院選への影響を懸念した。

 裏金問題発覚後、初めて記者会見を開いた細田氏のお膝元では全容を明かすよう求める声が上がった。これまで自民党に投票してきた燕市の無職男性(75)は「庶民のことを分かっていると思えず、頭にきている。地元できちんと説明すべきだ」と求めた。弥彦村の...

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