アセックが新設した第4工場。新たな設備を導入し、増産体制を確立する=村上市
アセックが新設した第4工場。新たな設備を導入し、増産体制を確立する=村上市

 航空機部品製造のアセック(新潟県村上市)が同市工業団地内の工場隣接地に、新たな第4工場を建設した。稼働に向け設備の導入などが進んでいる。新工場では、まず新型ヘリコプターのエンジン部品製造を行う予定。重工業メーカーが調達先を国内に向ける動きに合わせ、新たな部品の受注や増産体制を確立する。3年後をめどに、売り上げを現在の1・4倍まで高める目標を掲げる。

 アセックは、航空機エンジンや宇宙機器の精密金属部品を手がける吉増製作所(東京)の完全子会社で、1989年に設立。吉増製作所の本社工場に次ぐ第2工場として、量産品の製造を担ってきた。吉増製作所はIHIや三菱重工業、川崎重工業など大手重工業メーカーを...

残り521文字(全文:821文字)